私は美容看護師に向いている?向いていないのはどんな人?それぞれの特徴を解説!

悩む人

美容看護師に興味はあるけど私って向いてるのかな?一般的な看護師とは違いそうだし…

美容看護師を目指す中で、自分自身が向いているか判断に迷う方も多いのではないでしょうか。

病棟看護師と違って美容看護師の働き方もあまりイメージが湧かないですよね。

そこで病棟歴2年・美容看護師歴4年の筆者が、美容看護師に向いている人・向いていない人の特徴を解説していきます!

きち

仕事内容や、実際に働いてみて筆者自身が気づいた働くうえでの心構えもお伝えしていきますね!

この記事を読んで分かること

・自分が美容看護師に向いているか、向いていないかが分かる

・美容看護師になるための心構えが分かる

・実際に美容看護師に転職しても合わずにやめていく人の理由が分かる

・美容看護師として長く働いている人の特徴が分かる

目次

美容看護師に向いている人の特徴4つ

美容看護師に向いている人はどのような特徴があるのでしょうか?

実際に私自身が病棟看護師時代と比べて感じた、美容看護師の特徴を交えながら解説していきます。

1.美容に興味がある

「美容に興味がある」というのはどこまでのことを言うのか疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

考える人

美容に全く興味がないわけではないけど、美容医療をたくさん調べたりするわけでもないし…コスメとかにもそんなに詳しくない…

きち

実は私も、転職前は美容に興味がある‼と自信をもって言えるほどではありませんでした。

美容大好きな人

私は美容が大好きで美容医療もたくさん調べるし、実際に自分でもいろいろな施術を受けてきたよ!

美容が大好きで自身で施術を調べたりしたことがある人は、誰が見ても「興味がある」と言えますよね。

興味の差は人それぞれなので、自信をもって「興味がある!」とすぐに答えられる方は少ないと思います。

しかし、「自分自身の肌がきれいになったらいいな…」と思ったことがあったり、自分自身に合うスキンケアを探したりしたことがある人は多いのではないでしょうか?

きち

私自身、転職前は美容施術については詳しくありませんでしたが、ニキビで悩んでいた時期があり、肌をきれいにしたい!と漠然と思っていたことがあります。

自分自身の今までの経験を振り返り、その中で美容医療と結びつけてみると、自信をもって「興味がある!」と言えるようになるかもしれません。

2.接客が好き

美容クリニックは、「自費診療」という特徴から接遇面(=接客)が重要視されます。

近年では美容ブームでクリニックの数が増えてきているため、その中でいかにリピートして頂くかが大切。

美容クリニックでは患者様というよりお客様要素が強い印象です。

きち

美容クリニックへ入職後、接遇面ではしっかりと教育を受けました。
現場に出てからも先輩に、接遇や言葉遣いは丁寧に指導されたのを覚えています。

そのため、言葉遣いや立ち振る舞いだけでなく、表情や声のトーンも気を配る必要がありますし、病棟とのギャップを感じやすい部分かもしれません。

また、自費診療で金額が大きいことも多いため、期待以上の効果が出ていない場合や看護師の対応について患者様からクレームが入ることも。

きち

なかには理不尽だなと感じるクレームや、暴言を吐かれることもあります。

そのようなクレームに対しても看護師がしっかりと傾聴し患者様が何を訴えているのか汲み取る必要があります。

病棟でも、患者様からクレームが入ることはありますよね。

しかし、美容クリニックでは、院内の利益や売上等も考慮しなければなりません。

そのため理不尽なクレームに対して、不可能な対応について患者様の気分を害さず、ご納得いただけるように最善を尽くしてお伝えする必要があります。

きち

病棟での患者様との関わり方と比べるとギャップが大きいですよね。

接客が苦手であったり、好きではない方からすると、「看護師なのにどうしてここまでしなくてはいけないのか」と悩む看護師も多いようです。

きち

実際に辞めていく人は「接遇が好きではなかった」と口にする人も多いです…

3.新しいことに挑戦するのが好き

美容クリニックでは病棟で学んだ技術を使用する場面が少ないため、新たに技術や知識を獲得していく必要があります。

きち

技術を習得した後も新しい施術が増えたり、施術の内容が変わることも!

そのため定期的に自分の技術や知識のブラッシュアップが必要です。

また、美容クリニックでは「インセンティブ」という制度があるところがあります。

インセンティブでは院全体や個人が目標金額を達成した際にお給料やボーナスにプラスで支給される報酬のこと。

きち

自身で患者様へ新しい治療をおすすめするなどの営業力も身につけるとお給料UPに繋げることができます。

美容クリニックへの転職は分野が変わるため、新たに学びなおしたり、お給料を上げるためにも営業に挑戦してみたり、どんどん新しいことに挑戦することが好きな人はとてもおすすめな分野です。

4.看護師の概念にとらわれない人

美容クリニックでは、病棟のように看護助手や清掃員がいないことも多く、病棟ではやる必要のなかった仕事も出てきます。

型にはまっている人

看護師だからやらなくていい。看護師の仕事は患者様に直接かかわることでしょ!

「看護師の仕事は○○」と型にハマってしまうとフラストレーションがたまりそうですね。

きち

私自身も入職後、洗濯や床掃除、麻酔クリームを容器に詰めるなど、雑用が多いな…と感じていました(笑)

また、クリニックによっては院ごとに毎月の売上目標が立っていることもあります。

そのため、院全体の売り上げのために施策を考えたり、患者様に新しい治療を進めたりすることも。

きち

病棟時代では売上という概念がなかったので、転職したての頃は売上を考えて動くことに戸惑いがありました。今では、毎月の売り上げを気にしている自分がいます!

美容クリニックで働く中では雑用のような仕事をする必要があったり、自由診療という特徴から売り上げを考える必要があったり、一般的な看護師の仕事とはひと味違う仕事もあります。

美容看護師に向いていない人の特徴4つ

一般的な看護師とは少し違う仕事内容の美容看護師。

そんな美容看護師に向いていない人の特徴を4つ解説していきます。

1.看護師のスキルを磨きたい人

美容看護師は「病気を治すため」の技術ではないため、一般的な看護師の技術やスキルを磨くことは難しいです。

きち

採血をすることもありますが、病棟と比べると格段に少ないですし、呼吸器や急変の対応をすることもまずありません。

そのため、最終的に病棟看護師として働きたい方や、看護師の基本的な技術を身に付けたい方はやりたいことと違うな…なんてことになりかねません。

美容クリニックへの就職を決める前に、ぜひ「美容看護師の仕事内容」を読んで見てください。

2.ゆったりと働きたい人

美容クリニックは基本的に予約をした状態で患者様がご来院されるので、ご予約時間通りに施術へご案内しなければなりません。

そのため、看護師は予約表を見ながら自身の行動スケジュールを立てて動いていきます。

きち

土日祝の予約表は基本びっしり埋まってます!

その決められた予約枠の中で患者様対応を行い、施術を終わらせる必要があります。

なかには患者様のイメージ通りの結果が出ず、話を傾聴したり、肌状態が悪く医師の診察を入れたりなどイレギュラー対応が必要なことも。

しかし、次の予約時間は決まっており患者様もお待ちいただいているので、対応しながらも時間を気にしなければなりません。

きち

お痛みが強い患者様に対しては痛みの度合いを見ながらペース配分をし、施術が時間内に終わるようリードしてあげる事も大切!

病棟と比べると、予約時間が明確に決まっているため予約が埋まっている日は時間に追われます。

きち

予約時間を過ぎてご案内をしたことで、クレームが入ることも珍しくありません。患者様の大切な時間を頂いている以上は、時間通りに動くことが求められます。

ゆったりと時間に追われることなく働きたい!という方は、イメージ通りの働き方をするのは難しいです。

3.とりあえず病棟から離れたい人

悩む人

病棟でとにかく働きたくない…

悩む人

病棟以外ならなんでもいいや!

とにかく病棟から離れたくて美容看護師への転職を考えている方もいるのではないでしょうか?

病棟では、命と直結しており精神的負担が多く、この場から離れたい!と思うことも多いですよね。

きち

私も急性期病棟で働いていたので、命と直結しているという責任の重さから精神的に疲れてしまい、円形脱毛症ができたほどでした。

しかし、「病棟から離れられればいいから美容クリニックへ転職しよう」と考えている方がいたら、少し立ち止まって考えてください。

美容クリニックは、病棟と仕事内容は180度変わりますし、新たに覚えることも多く、患者様との関わり方も大きく変わります。

なんでもいいから美容クリニックと考えていると、実際に入職して「思ってたのと違う…」なんてことになりかねません。

きち

実際に、病棟での働き方に疲れて転職してきた後輩は、想像していた働き方とギャップがあり、3か月も経たずに一般的なクリニックへ転職していました。

入職後に後悔しないためにも、ぜひ「美容看護師の働き方」について読んでみてください。

4.美容に全く興味がない人

厳しい言い方になりますが、美容に全く興味がない方は、美容看護師に向いていません。

美容クリニックでは病棟とは異なり、「病気を治療する」のではなく、「健康だけど、より良い状態になるため」に患者様はご来院されます。

患者様

もっと若々しく見えるように改善したい!

全く興味がない人

具合が悪いわけでもないのに、なんでそんな大金払うんだろう…?

そのため、美容に興味が全くない方にとっては理解が難しいでしょうし、患者様の気持ちに寄り添うことができないでしょう。

美容に全く興味はないけど、とりあえず…と考えている方がいたら、もう一度美容クリニックへの転職を考え直したほうがより充実した看護師ライフを送れると思います。

向いていない人の特徴に当てはまってもあきらめないで!

きち

美容看護師に向いていない人の特徴に当てはまっても、諦めるのはまだ早い!

美容に全く興味がない、という方は難しいですが、美容に少しでも興味があり、携わってみたいという気持ちがあれば大丈夫です。

きち

全く興味がない状態だと、患者様の気持ちに寄り添えないですから…

あとは、働く中で「美容への関心」をどこまで膨らませることができるか、「美容看護師のやりがい」を感じることができるかが重要だと思います。

「自身のコンプレックス」や「肌悩み」、「自分に自信を持ちたいな」と悩んだことはありませんか?

きち

私自身、10年以上一重に悩んでいた事や、肌荒れがひどく落ち込んでいた時期がありました。

ご来院される患者様は、あなたと同じ悩みを解決するためにご来院されます。

その悩みに寄り添い、解決するためのお手伝いをさせて頂くのが美容看護師の仕事です。

きち

患者様が目指している姿に近づいて喜んでいる姿を見ると私までうれしくなります。また、長年コンプレックスだった部分がなくなり感謝してくださる患者様も多いです!

私自身もそうですが、自分が良い状態に変化していくと気持ちがとても前向きになりますよね。

そして、美容に興味・関心が0の方は転職候補に美容クリニックは上がっていないのではないでしょうか。

今、美容クリニックへの転職を少しでも考えている方がいたら、自分の美容への興味を掘り下げてみてください。

まとめ

美容看護師に向いている人・いない人について解説してきました!

美容看護師に向いている人は以下の特徴がありました。

・美容に興味があり、自分自身も美容関連で悩んだことがある人
・接客が好き
・探求心があり、新しいことに挑戦することが好き
・看護師の概念にとらわれず、いろいろな仕事を自分事としてとらえることができる

逆に美容看護師に向いていない人の特徴は以下の通りです。

・美容に全く興味がない人
・しっかり時間をかけて患者様と向き合いたい人
・一般的な看護師のスキルを向上させたい人

向いていない人の特徴に当てはまったとしても、美容への興味や関心を深められるかは自分次第です。

きち

どうして美容看護師を目指そうと思ったのか掘り下げると、意外とたくさんの理由が出てくるかも!

美容看護師は、患者様がきれいになっていく姿を間近に感じることができ、とてもやりがいのある仕事です。

ぜひ、諦めずに美容看護師の道へ進んでみてください。

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このブログを運営している人

看護師歴6年。県立病院で2年働いたのち、美容皮膚科へ転職。
美容皮膚科歴4年目。一般的な看護師のイメージとは少し違う美容皮膚科という現場で日々勉強をしながら楽しく働いています!

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